一往確認日記 |
2016年04月25日 [長年日記]
_ iPadの有線LAN接続で遂に電源供給(充電)も可能になりました。
以前の記事では
以前のブログでiPadの有線LAN接続について書きました。 他の記事はページビューが少ないのですが、この記事だけは飛び抜けてページビューがあり、関心の高さが伺われます。
要約すると B00I19FAAW と Apple USB Ethernet-アダプタ を組み合わせるとiPadで有線LAN接続できるという内容でした。(iPhoneでも同様です)
残念なことにこの状態ではiPadへの電源供給ができませんでした。電源供給できないことでバッテリー切れを起こしてしまいます。
iPadをFA装置の操作パネルとして利用出来るアプリ irBoard を出していて時折有線LAN接続についての問い合わせ*1がありますが、電源供給できないのは致命的でした。
Lightning - USB 3カメラアダプタに期待
しかし、iPad Proが発表された際に紹介されていた Lightning - USB 3カメラアダプタ に Lightningコネクターが挿さる口が付いているのが気になっていました。
そんなことはすっかり忘れていましたが、つい先日の問い合わせで有線LAN接続について聞かれ、改めて確認してみました。
ますば次の機器を準備し写真の様に接続します。ちなみにiPad miniで確認しました。
- Lightning - USB 3カメラアダプタ
- Apple USB Ethernet-アダプタ
- 現在はAppleでは取り扱っていない様です。
- USB 3.0 Gigabit対応のMoshi製の製品はありますのでこちらが代替品になる思いますが実際に確かめていないのでなんとも言えません。
- Amazonでも入手できますが、レビューを見ると偽物をつかまされるケースもある様で販売店を吟味する必要がありそうです。
iOS 9.1で接続した場合は以前同様Ethernet-アダプタが未サポートであると表示が出ました。以前と違ってこの状態では有線のEthernet接続はできませんでた。
そこでiOS 9.3にアップデートすると表示はでなくなりました。
そして肝心な有線接続ですが、接続できるはずと期待しつつ確認すると、ご覧の通り期待通りに接続できました。
下の様にWi-FiやBluetooth、Celler*2での接続はできない状態でも接続できてます。(つまり有線で接続している) 嬉しいことに有線接続の方がWi-Fiよりも優先される様です。
電源供給された状態で有線接続が可能
一番肝心な電源供給もご覧の通り供給された状態で有線によるネットワーク接続ができています。
更に以前はiPad miniを再起動しないと接続できる状態になりませんでしたが、USB 3カメラアダプタをiPad miniに接続するだけで接続できる様になっていました。
ネットワークの設定項目は見当たりませんでしたので、以前同様にDHCPによるIPの割り振りが前提となります。
有線接続が公式かどうか
この有線接続が公式的にどうかということですが、Lightning - USB 3カメラアダプタの解説にはEthernetアダプタと明記されていますので公式に認められた接続と考えて良いでしょう。
さらにUSB電源アダプタを使ってLightning - USB 3カメラアダプタを電源に接続すれば、ハブ、Ethernetアダプタ、オーディオ/MIDIインターフェイスや、コンパクトフラッシュ、SD、microSD用のカードリーダーといったUSB対応周辺機器をつなぐこともできるので、あなたのiPad Proの機能と能力が一段と広がります。
MIDIインターフェイスの記述もありますので、ライブ中にバッテリー切れなんてことになると大変ですから、多くの方が望んでいた機能でしょう。
その他
ちなみにiPhone用のACアダプターで電源供給すると消費電力が大きすぎますとでて接続できません。 iPad付属のACアダプターを使いましょう。
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