一往確認日記 |
2016年12月06日
_ Escalatorデバイスの実装
Escalatorというのは、各種PLCがメーカーや機種毎にプロジェクトデータが異なるため互換性がなく、移植するのが大変なのを解決しようとするものです。 ここのescalatorのカテゴリーを見てもらえると今までの経緯を見てもらうことができます。
今まではEscalatorの概念的なことやパソコン側の事が多かったのですが、PLC側でどう実装していくかについても書いていきたいと思います。
Escalatorでは
- I/OとしてX、Yデバイス
- 補助コイルとしてM
- 保持リレーとしてL
- カウンター、タイマーとしてT、C
- 数値レジスターとしてD
- 揮発性の数値レジスターとしてH
- システム用としてコイルがSC、数値がSD
のデバイスを扱うことにしました。 これらは仮想的なデバイスです。
まずは三菱電機のiQ-RシリーズのR08に実装しています。
仮想的なデバイスを実際のデバイスに割り当てる必要があり、適当に下の様に割り当てました。 できるだけ実デバイスと乖離がない様にしたほうが分かりやすいので、デバイスの先頭の方をEscalatorに割り当てています。
この定義は実際にはグローバルラベルの方で定義しています。
このラベルを利用してPLC側で処理していきます。 グローバルラベルと、Escalatorのconfigファイルを変更することでデバイス数を変更したりできる様になる予定です。