一往確認日記 |
2016年04月05日
_ ラダーのクロスプラットホーム化を考えてみる(5)
最初のアプローチは各社のPLC用にファイルを書き出すというものでした。 しかし、各社のファイル形式はブラックボックスなので大変で現実みがないということで、別の方法を考えます。
今度のアプローチは上図の様に抽象化されたデータをそのままPLCで扱う方法です。 これだけを見ても何のことやらと思うかもしれません。
抽象化されたラダーデータをデータメモリなどに置きます。 予め書き込むラダープログラムはそのデータを逐一呼び出して実行していくイメージです。インタプリターの部分です。
ちょうどパソコンがハードディスクからプログラムを読み込んで実行する様なイメージをしてもらうと分かりやすいのではないかと思います。
インタプリターとある部分を各PLC毎に準備します。 そうすれば形としてはクロスプラットフォームが実現できて、開発ツールも同一の物が利用できます。
貴重なメモリリソースをプログラムの置き場所として使ってしまうのでもったいないのと、大きなプログラムはおけないかもしれません。
速度も犠牲になりますし、IOの部分もPLC毎に違うのでマッピングする手段も必要になってきます。
ユニット内のデータやPLCから直接扱わないといけないデバイスについては従来のラダープログラムを併用することになります。
今の所どんな感じか試しに作る気はありますが、本格的にやる所までは考えてないです。