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一往確認日記


2016年03月11日

_ ラダーは嫌いです。

ラダーというのはPLCのプログラムを記述する形式です。

ラダーの仕事をする事もあるので、仕事をいただいている方には申し訳ないですが、最初はあまり乗り気じゃないです。ちゃんと納品しなければいけないので、始まったらちゃんとやりますけど…

嫌いな理由は幾つかありますが、

  • 見通しが悪い。
    • アイコンで構成されるので、パソコンの画面に表示されている領域は極わずかの部分しか見えず、全体を一度に把握するのが難しい。実際にコーディングしているよりも、検索している時間がかなりあると思います。修正を加えるにもその場所に移動するまで手間取ります。迷子になって行ったり来たりすることもあります。
  • メーカー毎に異なる。
    • 基本的な考えは同じですが、開発環境は各メーカー毎に用意されていて、相互利用がほぼできない状態なので、ソフトなりなんなり一揃えした上でそれぞれの使い方を覚える必要があります。
  • 作り方が会社毎にまちまち
    • 会社によって、作り方のルールーがあったりで、その会社の環境で長年やっている方には当たり前だと思いますが、外から来るとなかなか大変です。いろんな組み方がありますが、これは素晴らしいというのはなかなか出会っていません。(自分の能力の問題かもしれませんが…)
  • テストがし難い
    • 基本的には機械に向かってテストする事が多いです。事前にシミュレーターやirBoardでセンサーの代わりに入力を入れたり、バイパスするラダーを入れたりもしますが、機械に取り付けないと条件が出ない場合が多いので大変です。最初は機械を壊さないように、サーボーモーターが干渉しないような位置で動きを確認して、問題がなければ正規の位置で確認する事がありますが、偉い方が来るので動かして見せたいなどと言われて、確認が不十分なのに動かしてぶつけてしまって壊したりすることもある訳です。

という様な事を日頃考えていて、こうあったらいいのになというのを今後書いたり実際に作ったりしていきたいと思います。 ゴール設定はないし、暇を見つけて進めていくと思いますので、このまま企画倒れになるかもしれません。

ラダーでサクサクこなしてしまう人は尊敬してしまいます。

ラダーとRuby言語で比較した場合の図を貼っておきます。